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1984年にアフリカの広い範囲で大干ばつが発生し、大きな被害をもたらしました。 エチオピアだけでも100万人以上の人がそのために食物もなくて命を落としたといわれています。
この危機状況に、当時のユニセフ事務局長は全世界に対して毛布200万枚の緊急支援を呼びかけました。アフリカは高地もあって1日の中でも寒暖の差が激しく、生命の危機にあった人を助けるために、当時日本の外務大臣であった安部晋太郎氏は現地を視察し、人間はこれほどまでに痩せるのかとその惨状を国会で報告し、涙を流して支援を訴えました。 これを受けて国民的人気のある森繁久彌氏を会長とした「アフリカへ毛布を送る会」が発足し、支援を訴えたところ、ユニセフ事務局長が世界中に訴えた目標枚数に近い171万枚の毛布が日本だけで集まりました。
現在の「アフリカへ毛布をおくる運動推進委員会」はこの活動を絶やしてはならないと今日まで引き継ぎ、すでに故人となられた安部晋太郎氏や森繁久彌氏の遺志を受け継ぎ25年にわたって毎年10万枚近い毛布を送り続けてきました。この運動が25年にわたって継続されてきたのはひとえにこの活動を支えてこられた事務局のみなさまの熱意とそれに賛同して運動に参加された日本全国の多くの方々の助け合おうという思いの賜物です。この間に集まった380万枚の毛布は夜はひときわ寒くなるアフリカ各地において人びとを暖め命を守り続けています。 このような地道な活動こそ日本が世界の人びとから信頼され、尊敬される国になる礎になると思います。それだけでなく「アフリカへ毛布をおくる運動」は実は日本の若者を育てることにも役立っています。
私が代表を務める「JHP・学校をつくる会」から配付ボランティア隊に参加した若者が、たまたまJHPの仲間のメッセージが書かれた毛布にアフリカで出会い、この時は実に17万枚分の1という奇跡的な確率に感動するとともに、地球市民として共に生きていることを実感しました。