構成団体からのメッセージ AMDA

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毛布がつなぐ日本のキモチ

AMDA社会開発機構理事長
鈴木 俊介

AMDAはこれまで、アフリカへ毛布をおくる運動推進委員会の一員として、アフリカにおける毛布配付に携わってきました。特に「アフリカの角」に位置するジブチ共和国では、何年にもわたり「おくる運動」を推進してきました。同国は世界で最も暑い国と呼ばれてはいるものの、砂漠に似た環境であるが故に昼夜の温度差が大きく、気温が下がった時、現地の人びとは相当寒く感じるようです。また山岳地域では肌寒い日も珍しくありません。

AMDAは、同国において、日本発のNGOとして、ソマリア難民や、現地の貧困層を支援している地元の市民団体へ自らの手で直接手渡してきました。日本のみなさまの真心がこもった毛布を確実に届けなければならないという使命感がそうさせてきたのだと言えます。各団体からの要望書や配付計画書を審査したり、署名や指紋押捺の裏づけを伴った報告書によって受益者一人一人の受け取りを確認したり、また横流しはないか市場を確認したりと、その労力は相当なものでした。しかしながら、例えば北部の山岳地域をヤギの群れとともに移動する遊牧民の家族が、配付された毛布をとても大切そうに抱えて歩いている姿を見たり、ソマリア難民の少女が井戸端で毛布を入念に洗っている姿を見たりすると、「おくる運動」を媒体とした日本の支援者とジブチの受益者との不思議なつながりを感じました。毛布に縫い付けられたメッセージがそう感じさせたのかも知れません。
現在同国には自衛隊が派遣されていて、ソマリア沖で海賊対策に従事していますが、国際問題の解決に向けた協力関係の礎の一角には、「おくる運動」も含めた民間組織による長年の活動があったものと考えています。陰徳陽報という言葉がありますが、日本の支援者の方々の真心をお届けするというこれまでの活動の積み重ねが、こうした二国間関係の発展にわずかながらも寄与したことを嬉しく思います。

日本の毛布が、アフリカの人びとの身体を温めるだけでなく、心もしっかり包んで欲しいと願っています。陰徳とは、善行を誇示しないということではありますが、この運動のことはみなさまにお知らせしていきたいと考えています。